長期優良住宅とは一つの理念であり、その理念を実行するためには具体的な要件を充足していかなければなりません。批判を恐れずに勝手な解釈をすれば、長期優良住宅は一つのパッケージのようなもので、パッケージ内の要件を理念にそって実行することで達成できるのだと思います。
地球環境問題、少子化問題、そして日本が成熟社会を迎えたために、住環境に対する考えを変えていかなければならない必要がでてきました。ただしそれは非常に大変なことです。現在の流通市場やシステムのことも考えなくてはなりません。ですから一長一短には達成できません。それにはやはりだんだんに変えていかなければならないでしょう。そして徐々にそこから新しい価値を見出し、また新たな産業を生み出していくことも重要です。
価値というのは、物がもっている、何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性であると、大辞林に載っていますが、私たちは長期優良住宅を価値として捉えていかなければなりません。また価値は反面精神的な部分もあり人によっては、同じものであってもまったく価値として感じないこともあります。ですから、ひとりよがりに価値を押しつけても、人によっては迷惑なものになるのかもしれません。
私たちがその理念を体得し、総合的に実践して初めて意味をなし成就することだと思います。
