
公園や緑は高層建築物の谷間にあっては重要な役割をします。
この大宮町地区はもともと豊かな緑があった場所ではないので、ちょっぴり寂しい場所です。
公園は2ケ所ありました。当研究所分譲マンション予定地正面にある「西口さくら緑地」それと、「ブリリアタワー川崎」の裏手にある「西口さんかく公園」です。あとは「UR都市機構のアーベインビオ川崎」敷地内デッキ上に「屋上ビオトープ」があり、公園と呼べるでしょう。
ここには雨水を利用した水盤があって、野鳥や昆虫の水場としての役割を果たしています。この水を巡回させるエネルギーは太陽光と風力によるグリーンエネルギーでビオトープ内にはバイブリッド発電装置があります。その他園内の樹木は(旧)川崎大宮団地の樹木を移植したり、ベンチや柵なども樹木を再加工したもだそうです。都心のヒートアイランド化の軽減のため、敷地の30%を緑化しています。
この大宮町地区はかなり緑に対する配慮がなされています。階段部には高低差を和らげるために花壇や屋上緑化の工夫をしていますし、いたるところに植栽があり、大規模な建築物の印象を和らげる配慮が見られます。
基壇部(ペデストリアンデッキ)から見おろされる視点にも配慮しなければならなく、ようするに歩行者からは見えない場所でも、上から覗き込まれる場所においても緑を配置しなければならないという基準があります。また管理者は植栽の維持管理に務めなければならないこととされてます。
公園やオープンスペースには樹木がまだしっかり根付いていないようです。それはこの街がまだそれだけ新しいということなのでしょう。
計画はそのことを充分理解した上で、方針を立てています。また住民(管理者)もそれに応えようとしています。何年か後には関係者の努力も実り、緑豊かな木々の間にさわやかな風が吹くことでしょう。