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現場レポート

大宮町の建築物のデザインを見てきました。

第4回 2010年7月10日

大宮町の建築物のデザインを見てきました

景観計画特定地区である大宮町は川崎市の方針で街なみを川崎市の玄関口にふさわしいものとしてデザインを制限されています。
建築物、広場、ブリッジ、広告物、あかり、みどりと景観形成要素を7つに分類し各基準を定めています。実際に大宮町がどのようになっているか、またまた周辺を探索してみました。 このレポートは建築物についてを報告します。
大宮町の建物の基檀部(左図参考してください)は旧レンガ倉庫のイメージを踏襲するという基準が設けられています。
旧レンガ倉庫? 横浜のレンガ倉庫? 不覚にも旧レンガ倉庫が何なのかわからず、調べました。
するとこの西口には「旧国鉄の変電所」があって、その敷地内にレンガ倉庫が建っていたそうです。それが再開発事業のために移築されることになったのですが、実際には横浜の赤レンガ倉庫みたいに保存されることはなく、建物の北側の部分だけが残されました。現在川崎駅西口のバスロータリの真ん中に移築されています。この壁面はペデストリアンデッキからでないと、その姿は見られません。私は何回も駅前を通っていたに関わらず、まったく気がつきませんでした。写真を撮ってきましたが、その姿は当時あったであろうといった面影は残していますが、ぺたっと地面に貼りついているので説明がないと気がつかないですね。
ちなみにミューザ川崎のエントランス前にある広場の壁面には、彫刻家がこの逸話をもとにモニュメントを制作しています。「記憶の風景」というタイトルだそうです。
と、いう訳で大宮町の住宅区に立つタワーマンションの基壇部はレンガ色のタイルが貼られています。また中層部、高層部はデザインを切り替えるなどして、高層建築物の圧迫感を回避するようなデザインになっています。基壇部には滞留空間を設け、住民や通行人を引き込むようなオープンスペース的な空間をつくり、魅力ある都市活動の場を提供しています。
再開発地区である大宮町は新しい街です。その場所に高層建築が並ぶと、街の表情はどうしても冷たくなります。それを防ぐために、このような配慮がしてあるのですね。

建築物のデザイン基準(川崎市による)
建築物のデザイン基準(川崎市による)
ミューザ川崎エントランス前広場にあるモニュメント「記憶の風景」
ミューザ川崎エントランス前広場にあるモニュメント「記憶の風景」
移築された旧レンガ倉庫の北側壁面
移築された旧レンガ倉庫の北側壁面
建物の基壇部が全てレンガタイルが貼られています
建物の基壇部が全てレンガ色のタイルが貼られています
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